精神科ナースがウェルビーイングについて考えるブログ

現役精神科ナースが「よりよい人生」について考え、共有します。

人から「嫌われないようにする」より「好かれようとする」ほうがラクになる!

こんにちは。精神科ナースまさです。

 

名著「嫌われる勇気」で有名になったアルフレッド・アドラーは「すべての悩みは人間関係によるものである」と断言しています。実際に統計では悩みが「ある」と答えた人の9割は「人間関係」であることが判明しています。

どうしても会わない人はいるものなので、距離を置くかすればいいのですが、立場上そうはいかないことも多いですよね。

また、特定の誰かではなくとも職場や学校では嫌われないように振舞うことも多いのではないでしょうか。

「素の自分が出せなくて辛い」「ずっと自分を押し殺していてしんどい」などのように感じている方は大勢います。

 

まず、私から申させていただきたいのは

「人はみんな、それぞれの『仮面』をそれぞれの『状況』に応じて付け替えているものなので、それができているのは正常であり『あなたらしさ』なんですよ~。」

ということです。

会社では状況によって「上司」や「部下」といった仮面を付け替えている。お店に行けば「客」という仮面をつけて、家に帰れば「親」や「子」という仮面をつける。

それが「あなたらしさ」なんです。

 

しかし、やっぱりその仮面を付け替えて無理に嫌われないようにするのはしんどいですよね。

そこでおすすめなのが「キーパーソン」に「好かれようとする」ことです。

 

キーパーソン」は字の通りあなたの状況(職場や学校、家庭)にとって「重要な人」ということです。

例えば「仕事の采配をする直属の上司」になるでしょう。この場合、「めんどくさい同僚」はキーパーソンにならないので、置いておきます。

 

そして「好かれようとする」こと。

「好かれようとすることのほうが大変だ」と思われるでしょう。しかし、嫌われないようにするためには自分を押し殺さなくてはなりません。できる限り「平凡」でいるように努めなければなりません。つまり、マイナスをゼロにしようとする努力が必要です。しかも、平凡なんてものは存在しないので、何をすればゼロになれるかは不明瞭です。

一方で「好かれよう」とする場合は自分の得意なことやできること、考えていることを出していく必要があります。つまり自分のプラスの部分をアピールしたり伸ばしていく必要があります。

 

両者は似ているようで大きく異なります。そして、自分の生活がわくわくするのは圧倒的後者でしょう。

 
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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!