精神科ナースがウェルビーイングについて考えるブログ

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不安を解決するには?



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こんにちは、精神科ナースまさです。

 

ストレス社会と言われ続けている現代で、「最近不安を感じていることがある人」は7割と言われています。しかし、この統計はコロナ前のものなので現在はもっと割合が増えていると思います。

不安の内容は「明日のプレゼンやテストが不安」という具体的なものから「なんとなく将来が不安」という抽象的なものまで様々あると思いますが、脳科学的にはその不安を解消する方法はたった1つしかないんです。

 

それは「行動する」ことです。

 

1.そもそも不安を感じる原因って?

ざっくり言うと人間が不安や緊張、恐怖を感じた際に分泌するノルアドレナリンという物質が不安の原因です。

この物質は「闘争or逃走」物質といわれており、不安や恐怖下では闘うか逃げるかの選択をしていくことで人間は生きながらえてきたんですね。

例えば、敵意むき出しの巨大なクマと出会ったときにこの物質が出なければボーっとしている間に襲われるでしょう。しかし実際にその場面になると、私たちの脳はノルアドレナリンを分泌して緊張感・不安感を高めて「次の行動を瞬時に判断する」ように働きます。

つまり、ストレスの原因であるノルアドレナリンは行動しなければ同じ内容のことに分泌され続けるので解消されないんです。

 

狩猟の時代では、そのストレスは一時的でありその場をやり過ごすと一時の安心は得られます。しかし現代ではどうでしょう?

学校や職場で悩んでいること、自分の人生について悩んでいることは一朝一夕では解消されないことが、ほとんどなのではないでしょうか。

そこに対してノルアドレナリンによる不安感が蓄積され続けるので、常に不安を抱えていることになります。

 

2.「行動する」って何すればいいの?そもそも不安だから行動できないんだけど?

不安を感じる原因が分かったところで、すぐに根本を解決できないのが現代社会です。そこでまず大切なのが「不安内容の具体化」と「改善のための計画」です。

難しく聞こえるかもしれませんが、要は

その不安ってなにかをもう少し具体的に考えて、ちゃんと不安と向き合いましょう。そして、それに対して自分が楽になるにはどうしたらいいか考えましょう。

ってことです。

これを始めるだけで、不安解消の第一歩になります。すでに「行動」していることと同じなので。

 

「不安だから行動できない」という方は、行動するということを難しく考えすぎている傾向にあります。「まず具体的に考える」これだけですでに立派な行動なのです。分からなければ家族や友人に相談したり、紙に書き出してみたりすると新たな発見もあります。これも立派な「行動」ですね!

「将来が不安」であるなら、将来の「なに」が不安なのか。

これを考えていくと、今なにをするべきかが分かりやすくなり、さらに次への行動がしやすくなります。

 

いま感じている不安は、スマートフォンSNSを見ていても改善しないことがほとんどです。

では何をすれば改善できるでしょうか?

ぜひ考えてみて、行動していきましょう!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

私への相談等も受け付けていますのでぜひお声かけください。

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