海外に住んで気付いた、ひとつの「勘違い」
こんにちは。精神科ナースまさです。
私はもともと一般科病棟の看護師をしており、そこを退職した後は1年ちょっとだけオーストラリアに住んでいました。海外へ「旅行」ではなく「住むこと」への憧れがあったのと、自分の狭い世界を広くするにはどうしたらいいかを考えた結果でした。
刺激的な経験でしたし、まぁまぁしんどい思いもしました(笑)
でも、そこで自分は「大きな勘違い」をしていたことに気付いたんです。
今回はその「勘違い」についてお話していこうと思います!
理想郷(ユートピア)はない!?
英語にユートピアという単語があります。日本語にすると「理想郷」という意味ですが、そこに行けば幸せになれる場所みたいな感じで使うこともあります。
私個人として特に「海外生活=幸せ」という考えはなかったんですが、でもやっぱり最近のSNSとか見てると、海外での生活は充実してるんだろうなぁと思わされることが多いですよね?(私だけ?)
特にオーストラリア(地域にもよりますが)は天気が良くて海がきれいという印象があったので、それはもうワクワクでした(笑)
実際にたどり着いて、すがすがしい天気のなか海に行ったのは今でも覚えています!
拙い英語で四苦八苦しながらも、なんとか生活していたある日、ふと「あれ?そんなに幸せじゃないな。。。」と思ったんです。
ある程度友達もできたし、仕事も初めてお金もまぁ大丈夫で、夢の海外生活!っていう状態だったのにも関わらず日本にいた時のようにモヤモヤ感が晴れなかったんです。
友達にも相談したんですが、ナチュラルスーパーポジティブ人間ばかりだったので、まったく理解してもらえず「まさは疲れてるんだよ!ほら、ワインでも飲んで忘れな!」って言われるだけでした(笑)
そのドライさがありがたかったこともあります。でも、やっぱり気になって考えていると、自分が気付かないうちにものすごく「期待」していたことに気付いたんです。
頭では「海外に住んでも人生はそんなに変わらない」と分かっているつもりだった一方で、心のどこかで「行けば変われる」と期待してました。
これに気付いたとき「ああ、ユートピアってないんだな」って落胆したのを覚えています。
ちなみに、2021年の世界幸福度ランキングではオーストラリアは12位と世界的にみても幸福度が高い国です。(日本は62位)
そんなところで落胆していたわけですけど、客観的に見ると落胆のレベルが砂糖並みに甘いと言わざるを得ません(笑)
いつでもどこでも一緒にいるのは「自分自身」
当たり前かもしれませんが、行くだけで自分が変われたり人生が変われる場所なんてないんだと実感できたのは、オーストラリアにきたからです。
おそらくあのまま行動しなければ、周りの環境を言い訳にして自分が変わろうとはあまりしなかったでしょう。
自分の人生を満足するものにするために、自分自身が変わる必要があることを海外で学ぶことが出来ました。
その大切さを教えてくれた本がありましたので、紹介させていただきます。
ぜひ、行動できないときなどに読んでみてもらいたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!