精神科ナースがウェルビーイングについて考えるブログ

現役精神科ナースが「よりよい人生」について考え、共有します。

ウェルビーイング思考とは?

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こんにちは。精神科ナースまさです。

 

私がするお話の中によく登場する言葉「ウェルビーイング」ですが、みなさんはどんなものか説明できますか?

 

この言葉を上手く説明するのは難しいのですが、前回紹介させていただいた

幸せの種類は3種類ある?精神科ナースおすすめの休日の過ごしかたは? - 精神科ナースがウェルビーイングについて考えるブログ

の中で言うと、セロトニン的幸福の状態を指します。

つまり、人生を一発で変えたりする刺激で幸福を感じるのではなく、今ある幸せをじんわりと感じる状態をウェルビーイングと呼びます。

 

では、ウェルビーイングになるためにどのように思考を変えていく必要があるのでしょうか。

 

ウェルビーイング思考とは簡単に言うと「包括的に物事を捉える」ことです。

病気を例にしますと

私はうつ病です。」と「私はうつ病をもっています。」では後者がウェルビーイング思考です。

「私はうつ病です。」だとその人全体うつ病であることを示していますが

「私はうつ病をもっています。」だと病気はその人の一部であることが分かりますね。

実際、病気はその人の一部であって、すべてではありません。

同じ病気を抱えた人でも、できること・できないことは大きく異なりますし、個性があります。

しかし、病気にかかりやすい人ほど包括的に物事を捉えて、自分が嫌っているところは、ただの自分の一部であると認識することが難しいです。

 

あなたの欠点は周りにとって大きな欠点ではないかもしれませんし、それ以上に長所が注目されているかもしれません。あなたがひとつしかないと思っている道でも、実は多様に枝分かれしているかもしれません。

 

いまいちど、客観的になってウェルビーイング思考を磨いてみることで、もう少し生きやすくなる人が増えることを心から願っています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました! 私個人への相談等も承っておりますので、お気軽にどうぞ~ 

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