精神科ナースがウェルビーイングについて考えるブログ

現役精神科ナースが「よりよい人生」について考え、共有します。

最も簡単な「やる気スイッチ」の押しかた

こんにちは。精神科ナースまさです。

 

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みなさんは、なにか始めるとき憂鬱ですぐに始められないことってありませんか?

勉強だったり、仕事だったり・・・・。

そんなときに「やる気スイッチがあればなぁ」と思うことも多いと思います(笑)

 

実は、そのやる気スイッチの存在が脳科学では判明しているんです!

 

それは、大脳半球に存在する「側坐核」というものです。ここを刺激するとドーパミンが放出されて、やる気が出てくるという仕組みになっています。

ですので、この側坐核を刺激する方法を考えることでやる気スイッチをオンにできるんですね!

 

では、どのように刺激すればよいのでしょうか?

 

それは「仕事や勉強を始めること」なんです!

  

・・・・いやいや、始められないから困っているんでしょう。。

 

そうなんです。 

側坐核はすぐには興奮しないので、なにか簡単な作業で刺激を与えていくしかないんです。

 

しかし、逆を言うと簡単な作業で側坐核を刺激し始めれば、ドーパミンが分泌されはじめて作業へのやる気・集中力をアップさせることができます。

 

では、具体的にどんな作業をはじめればいいかを紹介していきますね。

 

 

 1. ポーズをとって声を出してやる気スイッチを押す

 最初におすすめするのは、胸を張って仁王立ちし「今から仕事(勉強)するぞー!」と宣言することです。これで姿勢によって意識が変わり側坐核の刺激につながります。

さらに声を出すことで、心理学の「認知的不協和」というものを利用してさらに行動しやすくします。この「認知的不協和」は簡単に言うと矛盾している2つの認知があった場合、そこに違和感を感じて矛盾を取り消そうとする心理です。つまり、「仕事(勉強)するぞー!」と言ったのに、始めていないと違和感を感じて、その違和感を取り除くために行動するということなんですね。

 

2. なんでもいいから小さいことから始めてやる気スイッチを押す

 次になんでも小さいことでいいからはじめてみることです。

例えば仕事であればメールの返信をしてみる、タイムスケジュールを組んでみる。など。

勉強であれば、参考書を1ページ読んでみる、問題を1問解いてみる、学習スケジュールを立ててみる。などです。

他にもスマホの電源を切ってみるや、場所を移動するなども効果的ですよ!

 

以上の2つがやる気スイッチを押す方法なのですが、これらすらもできないほどなにもやる気がでないのであれば、かなりの脳疲労を起こしている可能性が考えられます。

もしかしたらうつ病の兆候の可能性もありますので、休息をとることも考えましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました! 私個人への相談等も承っておりますので、お気軽にどうぞ~ 

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