精神科ナースがウェルビーイングについて考えるブログ

現役精神科ナースが「よりよい人生」について考え、共有します。

世界で最も幸福度が高い国

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どうも、精神科ナースまさです。

みなさんは「世界幸福度ランキング」を聞いたことはありますか?

アメリカのギャラップ社が統計をとって、毎年3月20日の国際幸福デーにその名の通り世界で最も幸福な国をランキング付けしてくものです。

 

今年はコロナの影響もあるのでどのようになるのかは分かりませんが、2020年のランキング1位はフィンランドでした。フィンランドはこれで3年連続1位を獲得したことで世界中の経済学者・心理学者・哲学者など各方面のエキスパートがその理由を探っています。

私自身もこのことにはとても興味があり、日本に帰る前はフィンランドで仕事がないか探したほどでした(笑)

 

では、3年連続で世界で最も幸福度の高い国に選ばれる秘訣は一体なんでしょうか。これに関しては本当に様々な意見があり到底この1記事にはまとめられないのですが、今回はとっても簡単に様々な本からの考察を紹介したいと思います。

 

フィンランド語で「シス」とは?

近年、アメリカやイギリスでも注目を浴びているフィンランド語に「シス」という言葉があります。

これは訳しづらいようで、日本語で言うと「忍耐力や困難を乗り越える意志」のような意味になるそうです。私自身、あんまり好きじゃないのですが「頑張る」というものに近いようです。

これは私の中ではとても意外で、てっきり「余裕」や「ゆとり」がキーワードになるのだと思っていました。

この言葉の解釈はフィンランド人のなかでもバラつきがあるようですが、私が読んだ本の中で印象に残ったのは「自分の強い気持ちであり、誰かに強要されるものではない」ということです。

つまり「自分がやりたいからやる」「それしか道がなくて自分が頑張ると決めたから」という気持ちがこの言葉に含まれていると考える人もいるようです。

 

これは「自分のやりたいこと」や「自分に必要なこと」が分かっていないと頑張れないということにつながっていると感じました。

これがやる気や学習意欲をあげるホルモンのドーパミン分泌につながり、継続力とその達成感で幸福が得られることで、豊かな人生を感じさせることになるんですね。

 

みなさんは自分がしていることを自分で決めていますか?

これらのことから、自分で必要性を理解して活動することが人生を豊かにするカギであることが考えられます。

みなさんは自分の生活を振り返ってみて、いかがでしょうか?

 

より良い生活について考える機会になれば幸いです。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

みなさんからの相談等も受け付けていますので、ぜひ声をかけてみてください